「天皇と御物」

歴史上の偉人達が愛した刀。明治以降、政治的な権力が天皇へと戻るとともに、多くの名刀が天皇家へと献上された。ここでは皇室の庇護下におかれた名刀をとり上げる。

 <獅子王>ししおう

        正式名称・・・太刀無銘黒漆太刀拵

平安時代の武士・源頼政が、妖怪の鵺を退治した褒美として、天皇家から賜った一振りと言う。重ねは薄く、身幅は低い。制作者は定かではないが平安期の大和物の特徴が出ており、名匠によって鍛えられたと推測される。時代と共に持ち主を変え、明治に入り焼く700年の時を越えて皇室へと戻った。

 <一期一振>いちごひとふり

        正式名称・・・刀額銘吉光(名物一期一振)

        作者・・・粟田口吉光もとは越前朝倉家に代々伝わる名刀だった。作者は短刀の名手として名高い粟田口吉光。

彼が生涯で一本だけ鍛えた太刀のため「一期一振」と呼ばれる。後に豊臣秀吉の所有となり、その際に秀吉の身長に合わせて刃長を短くしたとも。幕末に孝明天皇に献上された。現在も御物として宮内庁が管理している。

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